Windowsマシンを長く使っていると、PC内にゴミデータが色々貯まったりファイルの断片化等が起きたりして、徐々にPCの性能が落ちていきます。PCにも定期的なゴミ掃除やファイルの整理が必要。
今回の小技は、そんなゴミデータ整理の一つ。
肥大化したり、断片化した「フォントキャッシュ」を一旦削除、再作成する技です。
OS高速化への恩恵は微々たるものです。
対象OS
この小技が使えるOS
Windows XP/Vista/7 (64Bit/32Bit共通)
フォントキャッシュの削除方法
- 安全の為、Windowsをセーフモードで起動。
- 「ファイルとプログラムの検索」から「fntcache.dat」というファイルを探す
- fntcache.datを削除
- Windowsを再起動
上記でフォントキャッシュを再構築すればOSの作動は元に戻るはず。
Windows 95~98時代は「OSが不安定になった場合はフォントキャッシュ削除」は定番Tipsでしたが、実はVistaや7でもfntcache.datを時々削除するってのは結構有効です。
フォントキャッシュ再作成の効果
フォントキャッシュ再作成は、本来OSを高速化する為のTipsではありません。
フォントの文字化け、デスクトップの「X」ボタンが表示されない、特定のフォントが指定できない、表示されない、等々の不具合を直すための行為です。
Windows95/98/meの頃は、システムの調子が悪くなる原因の大半がこのフォントキャッシュ(当時のファイル名はttfCache)でした。
Windows2000以降はフォントキャッシュが原因でシステムが不調になる事は滅多起きなくなりましたが、かなり断片化を起こしていても無事作動する分、パフォーマンスに影響を与えるものになっちゃったっぽい。
高速化の効果
フォントキャッシュを再構築する事によって得られる高速化の恩恵は、微々たるものです。
場合によっては殆ど体感できないかもしれません。
私自身、フォントキャッシュ再構築なんて10年ぶりに行いました(^_^;
蛇足情報
通常起動(非セーフモード)でWindows 7を起動、fntcache.datを削除してみました。
エラーや警告なしに普通に削除出来ました。PCを再起動すると無事fntcache.datは再作成され、OSも安定して稼動しています。(それなりに危険な行為なので、真似しないで下さい。)
エラーや警告が出た場合は、システムがフォントキャッシュを利用しています。そのまま削除してはいけません。
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